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宿根草物語
毎年花が咲く宿根草は、開花時期が違うものを植え込み1年中楽しめる庭を作りましょう。
ボーダーガーデンも、宿根草を植え込むことで手間が省けガーデニングを楽しむことができます。
宿根草=花が終わると葉も枯れます。根は生きています。
多年草=花が終わったら花がらを摘んでください。病害虫の原因にもなりますが、
根に養分がいかなくなります。スペースによって株分けが必要です。
主な宿根草
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花名 |
草丈p |
花色 |
植付け |
開花期 |
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アキレア |
50〜100 |
赤・桃・白・黄 |
10月 |
6〜8月 |
小さな花を群集させ、初夏から夏にかけてのボーダーガーデンやナチュラルガーデンに利用しやすいのこぎり状の葉をした宿根草です。草丈の割りに株のボリュームがないので群衆して色を楽しみます。高温多湿の環境が苦手で、高温時に用土を乾燥させないよう砂質の用土に十分な水遣りを!
肥料を施しすぎると葉ばかりが茂り徒長しやすくなるので注意しましょう。 |
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アスチルベ |
20〜90 |
赤・桃・白 |
10〜3月 |
6〜10月 |
長く伸びた花茎いっぱいに、泡のような小さな花を咲かせます。
群集すると目立つ宿根草ですので、ボーダーガーデンの中列や初夏から夏の宿根草花壇のベースになります。小型の種はコンテナガーデンやナチュラルガーデンを演出するのに最適です。明るい半日陰で、乾燥を防ぐよう水はけが良い、有機質の多い肥沃な用土を入れましょう。 |
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カンパチュラ |
10〜100 |
紫・青・白 |
9〜10月 |
6〜9月 |
釣り鐘状の可愛らしい花形と紫や白の清楚な花色を持ち、ブルーガーデンをセンスよく演出するのに欠かせない宿根草です。
コンテナガーデンやロックガーデンに使います。冷涼で乾燥した気候を好み高温多湿を嫌います。水はけの良い砂質を好み、酸性用土は苦手です。 |
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ギボウシ |
20〜60 |
薄紫・白 |
3月 |
6〜9月 |
葉色や葉形の異なるいろいろな種類と品種があります。海外で人気があり、葉だけでも十分に美しく寄せ植えや、ナチュラルな雰囲気の花壇作りが楽しめます。丈夫で育てやすく、水はけの良いやや湿り気のある、有機質の多めの用土でよく育ちます。日陰で良く育ち肥料を施しすぎると葉ばかりが茂り、花つきが悪く斑が消えて緑葉ばかりになってしまいます。藤色の優しいお花をつける宿根草です。
緑葉が出始めたらぬき取りましょう。株分けは3月です。 |
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クレマチス |
〜60 |
紫・青・白・赤・桃・黄 |
2〜3・10〜11 月 |
5〜10月 |
トレリスやフェンスなどに絡まり、初夏の花壇をひときわ引き立たせてくれる宿根草です。一季咲きと四季咲きとがありますが、剪定の方法が違うので注意が必要です。日光を好み、高温多湿を嫌います。水はけの良い肥沃な用土を好み、強い酸性度を嫌うので、石灰で調整して植えつけます。乾燥させないようにします。発芽前と花後に有機肥料をあたえ生育のよい時期に追い肥をします。挿し木は6月にしましょう。 |
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コレオプシス |
20〜80 |
黄・橙 |
9月 |
6〜9月 |
キバナコスモスに似た花を咲かせます。株元から分枝し、大株に育つのでボーダーガーデンの中列で利用され宿根草です。
よく目立つので単品群集で楽しむほうがよいでしょう。非常に丈夫で育てやすく水はけがよく日当りがよければ土質を選ぶことなく旺盛に育ちます。秋まきの一年草として育てられることが多いです。 |
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シャクヤク |
60〜100 |
赤・桃・黄・白・紅紫 |
9〜10月 |
5〜6月 |
宿根草花壇やボーダーガーデンなどと組み合わせると、いっそう華やかなコーディネイトを楽しむことができます。品種・色・形が多いので選ぶ楽しみもあります。水はけがよく、有機質の多い肥沃にとんだ用土を好む宿根草です。
植え付け時の元肥と花後と秋の追い肥が必要です。比較的育てやすいのですが、乾燥を嫌いますので夏の水遣りには注意しましょう。用土の表面が乾いたら十分に潅水します。株分けは9〜10月です。 |
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シャスターデージー |
30〜80 |
白 |
4〜5月 |
5〜7月 |
マーガレットに似た純白の大輪の花を咲かせます。群植するとみごとなまでの純白の花壇ができあがります。非常に丈夫で、暑さ寒さにも強く旺盛に生育します。大株に育つ宿根草ですので1年に1度株分けをして植え替えします。
水はけの良い用土であれば、土質は選ばず、植え替え時に、元肥を十分に施します。 |
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ジャーマンアイリス |
30〜100 |
赤・桃・白・黄・橙・紫・青 |
9月 |
5月 |
虹の花とも呼ばれるほど欧米では人気があります。存在感がある花姿で、一株あるだけでも雰囲気を彩ってくれる宿根草です。
水はけの良いやや乾燥気味の用土を好み、用土の過湿を嫌います。アルカリ性土を好むので、石灰で中和してから浅めに植えつけます。風通しがよく日当りの良い場所で、肥料を少なめに管理します。
多すぎると病害虫の被害を受けやすくなります。株分けは9月です。 |
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シュウメイギク |
70 |
桃・白 |
3〜4月 |
9〜11月 |
和・洋風どちらにもマッチする花で、ピンクの清楚な花が揺らぐ様子は、秋の訪れを感じます。山野草の花とコーディネイトするとナチュラルガーデンを手軽に楽しめます。比較的丈夫で、暑さや寒さにも強い宿根草ですが、強い直射日光が苦手で半日陰で水はけが良い場所で管理します。株分けは、3〜4月です。
夏、用土を乾燥させないように気をつけます。 |
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へメロカリス |
20〜120 |
赤・桃・白・黄・橙・紅紫 |
9〜10月 |
6〜8月 |
キスゲの仲間でユリに似た花です。花は一日で萎れますが、花つきがよく次々と花を咲かせるとてもガーデナーには優しい宿根草です。
日本原産の植物なので気を使うことなく楽しめます。植え付けも真夏でも、真冬でも問題ありません。 株分けは9〜10月です。 |
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ヘレボラス |
15〜40 |
赤・桃・白・黄・紫 |
9〜10月 |
12〜4月 |
クリスマスローズとも呼ばれ、ひっそり、とうつむきかげんに花を咲かせる姿は可憐で、夏の木陰になるような場所に群植しておくと、春がとっても楽しくなる宿根草です。丈夫で育てやすく、植えつけておくと年年大きくなります。水はけがよく肥沃な用土を好みます。株分けは9〜10月です。
用土の乾燥、過湿に気をつけ春と秋には追肥を施します。 |
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ルピナス |
50〜120 |
赤・桃・白・黄・紫・橙・青 |
11〜3月 |
4〜6月 |
春から初夏にカラフルで華やかな装いを持ち、ひときわ目を引く圧倒する存在感を持っている宿根草です。
低めの草花と組み合わせるともっと魅力が増し、3・4株まとめて植えつけると効果的です。強い寒さや高温多湿な環境を嫌うものが多く厳しいところでは防寒が必要です。 |
主な宿根草を書かせていただきましたが、「あっこれも宿根草だったの」っいうお花がまだまだたくさんあると思います。意外と気がついていない宿根草って多いのです。
追々に大好きな宿根草を書かせていただきますのでお楽しみしてくださいね。
年間ローテーションを考え宿根草に一年草や球根やコニファーなどを足していくと、
ガーデンデザインが出来上がっていきますよ♪できれば、バラもご一緒に!
もちろん、宿根草ガーデンもできます。
花や葉の形や色やテクスチュア(材質感)を知ることで花壇に奥行きがでてきます。
硬い葉とやわらかい葉を組み合わせると強い印象になりますよ。
色のコーディネイトを考えることもお忘れなく。
レッドガーデンにピンクの宿根草をいれたり、ブルーガーデンに白い宿根草や一年草をいれたり
ホワイトガーデンにブルーやピンクの宿根草や一年草を入れても素敵ですよね♪
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