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バラ・ローズガーデン物語
バラの花が美しく咲きほこり、甘いさわやかな匂いが庭いっぱいに漂うバラ。
ローズガーデンはわたしたちのあこがれです。
世界の有名な都市には、必ずローズガーデンが作られています。
現在では約20,000種ものバラがあるのですが、ローズガーデンは、品種別に植えられることが多く
整形スタイルのガーデンがローズガーデンの品格や雰囲気を高めています。 イギリスでは、ローズガーデンだけでなく他の草花との組み合わせで、よりバラの魅力をひきだしています。バラにまつわる歴史もありますね。赤いバラを紋章としたランカスター家と白いバラを紋章としたヨーク家がイギリスの王位を争ったばら戦争・・・・30年続いた戦争はランカスター家の勝利に終わり、ヘンリー7世は、翌年ヨーク家出身のエリザベスと結婚し、チュダー朝を作られました。2つの紋章をあわせデザインされたのが赤と白の絞りの紋章チュダーローズと呼ばれています。この頃、ダマスクローズが発見されたといわれています。
ナチュラルなローズガーデン
イングリッシュガーデンの影響を受けています。
最近はバラを主役ではなく、バラのある庭として楽しむ方が多いですね。
100年以上も品種が守られているオールドローズも他の花と組み合わされても
美しい、ナチュラルなローズガーデンになります。
バラの花の色や形の違いを生かしたコントラスト効果や
同系色を組み合わせて調和効果をあげる方法を取り入れましょう。
あなたは、何色のローズガーデン!
とりどりのバラやローズガーデンが日本中、世界中に彩られたら・・・・・・♪
ローズガーデンのバラの苗の植え方
バラの苗には、4〜6月頃に売られる苗が新苗、11月〜翌2月にかけて売られる苗が大苗です。
大苗のほうが育てやすく、失敗が少ないです。
春、冬がバラの植え付け時期ですが
太くしっかりした枝と根が十分に張っているものを選びましょう。
1・ 2〜3時間水に浸します。
2・ 傷んだ根は切り取ります。
3・ 大きな幹を2・3本残し、50センチ位の穴を掘り乾燥牛糞や配合肥料を多目に入れる。
4・ 土20センチほど戻し根を広げますが、根が肥料に触れないように注意します。
5・ 土を戻しますが、接ぎ目の部分は必ず地上に出し、たっぷり水をあげましょう。
ローズガーデンのローテーション
バラの花は特別視されますが、管理の楽な品種を選んだり、バラの数を減らして草花をあわせる見ると
楽しいローズガーデンができるかもしれませんよ。バラとハーブの組み合わせも楽しい。
ハーブによってはバラを守ってくれるハーブもあります(コンパニオンプランツと言い、カモミールなど)
バラの開花期にあわせて同じ時期に花を咲かせる場合と
バラの開花期と開花期の間に最盛期の花を組み合わせる
方法があります。
同じ時期に咲かせる場合にはバラの花を引き立たせるような花や、小さめの中間色を。
バラの花期と花期に咲かせる場合には寂しくならないような花色や大輪の花を利用しています。
ローズガーデン管理の簡単ポイント
用土は水はけと通気性がよく水もちが良いことが重要です。
そして、日光と通風!
バラも有機栽培になるつつあります。
虫食いも、アバウトな私は大丈夫。
共存してます。
1月の手入れ
寒肥として有機肥料を根を傷つけないようにたっぷりと与え、
剪定もおもいっきり切り太い幹だけを残します。葉っぱが付いていたら鋏で切っておいてください。
鋏は消毒して置いてください。菌がついていると困るので。落ち葉や雑草もきれいに。
マルチングは土の表面の乾燥や霜、凍結の防止になり、雑草の繁殖防止、・土の跳ね返りによる病気の発生を抑制します。
土のメンテナンスの時期で、鉢植えのバラの土を一回り大きくしたり地植えのばらには培養土を補っています。木酢液や米ぬかも週1回でまいていますが・・・
2月の手入れ
引き続き剪定と誘引の時期ですが、花が咲きそうにない枝や老化した枝は切っておきましょう。
風通しよくすることも大切ですね。つるばらは誘引しますが、芽を傷つけないように、優しく。
油粕と骨粉の有機肥料を堆肥と混ぜて株元にまいています。3月になると暖かくなり根や芽も動きだしますので、上旬までに。
3月の手入れ
この時期はとてもデリケートな時期。植え替えなどしないようにします。
私は液肥をそっと撒いています。害虫も動き出しますから、庭に出ては良く見てあげましょう。
枯れ葉は取り、根元はバークを敷いて、ハーブが好きな方はばらのそばにローズマリーを植えてあげたり、木酢液やニームの入ったものを使うようにしています。うどんこ病・黒点病・あぶらむしが発生しないようにまず予防しましょう。
4月の手入れ
新芽が伸び元気の良い枝を出します。
バラの花が咲き終わると花柄は、5枚葉を1つけて枝から切り落とします。
株元から出したシュート(新梢)は、下から5枚葉を5つ残して先を摘み取りお礼肥えを与えます。
今年は、気温が低いので、成長もやや遅いようです。少し控えめに肥料をあたえてくださいね。
マルチングは必ず今月中にしておいてください。気温が上がると、害虫も活発になります。
土が乾燥したら与えるように。やりすぎはだめですね。土が乾燥しているところがあれば、ちょっと気をつけて見てあげて下さい。
新苗の植え付けですよ。
5月の手入れ
バラの花が咲き誇るこの時期に肥料を施さないで下さい!オールドローズや原種は特に。
花の形が少し?おかしくなってガックリきますよ。
咲きガラを早めに切り取り、4月以上に温度も上昇しますので病害虫も活発になります。
まめに庭に出るようにし観察してあげましょう。水は根元にね♪
春苗の植え付けは末まで済ませてしまいましょう。
6月の手入れ
ばらの花真っ盛りです。雨とともに害虫も大喜びです。
黒点病やうどんこ病が雨をとおして広がっていきます。
黒点病はマルチングで予防するしかないともいわれています。葉が落ちても花は咲きます。
次の歳も立派な凛とした花を咲かせますよ。
うどんこ病はかびです。葉っぱが白〜くカビをかぶっッたようになります。
週1の木酢液を薄めてぷしゅぷしゅしています。
この時期に出るシュートは切らないでまっすぐ伸ばします。
7月の手入れ
梅雨も終わり、乾期にはいります。2.3日庭に出ないでいると
黒点病・アブラムシ・チュウレンジハバチの害虫たちの棲家になっていたりします。
地植えのバラは少なくても1日1回の水遣り、鉢植えは朝夕2回の水遣りをしましょう。
その際に消毒を・・・株元に落ちた枯れ葉や雑草はとっておきましょう。
一季咲きのバラは7〜8月に剪定します。
新しいシュートが伸びた頃、古い主幹枝を元から切りますが
主幹から伸びたシュートはシュートの前で剪定します。
四季咲きの品種は夏の剪定は行いません
8月の手入れ
軽く剪定し少量の元肥(私は有機肥料)と水遣りと害虫駆除で結構忙しいです。
四季咲きのバラは、秋に美しい花を見るために心をこめて!!
作業するのです。
一季咲きのバラも、春にまた可愛い笑顔を見たいから・・・
7月に続き害虫もたくさんいますね。
こがね虫にやられた花もかわいそう。
1日庭に出ないでいるとブルームーンが黄金虫の花になっていました。
一瞬ギョッとしてしまいます。
夏のバラは小ぶりですが、アイスバーグやジャックカルティエも暑い中頑張っています!
特に夏場の水遣りは砂漠のオアシスです。たっぷりとあげてください。
9月の手入れ
うっかり水やりを忘れてしまうのがこの9月ですね。1日1回は水遣りを忘れずに。
そして、花びらや枯れ葉が散乱してしまっているのもこの月です。
雑草もすごいことになって、いませんか。朝夕の涼しい時に、10分・・20分で少しずつ・・・・
肥料は秋に花を咲かしたいので油粕は与えず液体肥料を少し撒くだけにしています。
チッソ系は害虫がつきやすく、茎もひょろひょろなのです。
経験済みなので・・・自信を持っていえますよ。
夏の暑さでバラもお疲れ気味です。活力剤を薄めてあげてみるのも・・・
秋に咲くバラの花のために・・・
基本的に剪定は軽く整理する程度です。
3年経ってる枝葉は新芽を出すために、思い切ってきってしまいます。
が軽く剪定が基本です。
10月の手入れ
四季咲きのばらは、この日を楽しみに育ててきました。
美しく咲くバラをゆっくり愉しみましょう。心穏やかにしてくれますね。
さて、水遣りも土が乾いたら撒く程度になりますが害虫もでてきます。
消毒は開花前、肥料は開花後。
マルチングはとってしまい土に太陽の光を当てましょう。
大苗も出回って夢広がる月ですね。
11月の手入れ
気温も下がり害虫の活動も弱まってきます。
大苗の植え付けの準備です。
11月から1月までに植えつけましょう。
そして、
株の充実のための施肥えを充分に♪リンサンとカリュウムです。
落ち葉拾いは忘れずに!
黒点病、うどんこ病の発生になります。
水遣りは鉢植えで表面が乾いたらあげてください。
基本的に無農薬で育てていますので
米ぬかと木酢液は年中使っています。
12月の手入れ
大苗を植え込む良い時期です。
新興住宅地の私の庭は埋立地
水はけが悪く栄養分は全くゼロという土なんです。
20年経った今でも植えるたびに有機質の多い土を埋めています。
腐葉土、牛糞に
赤玉土中5:腐葉土3:バーミキューライトかピートモス2
ホームセンターのバラの培養土でもよいですよ。
くん炭やぬかもひと握り入れます。
1週間前から準備しています。
真冬でも黒点病やうどんこ病はひどく
仕方がないとあきらめてはいますが、
消毒やニーム入りのマルチングを施します。
バラのコンパニオンプランツも植えてみてはいかがでしょう♪う
ナスタチュウム ラベンダー センテッドゼラニウム チャイブ フレンチマリーゴールド
虫と共存するつもりで付き合うようにしました。かなりアバウト!
木酢液を100倍・200倍に薄めて(濃いと薬やけおこしますので、お気をつけください)
ホワイトリカーに唐辛子を入れ、10日程置いて石鹸水の中に入れ
土に撒いたり、薄めて消毒用に葉っぱにスプレーしています。
ハーブ(にんにくやナスタチュウム)を利用するとチョット楽になりましたよ♪
オールドローズからはじめてみませんか♪
白の薄いピンクがかったオールドローズ。
小花ですが空気が冷たく感じる頃にも咲き、ハッとするほどの色合いに
目を奪われ、一瞬 時を忘れてしまいます。
ローズガーデンのバラの仕立て
1・ 株立ち
株元から数本立ち上がる形。家庭やバラ園で多く見られます。
2・ スタンダード
花が上部に球状になるよう、アクセントに用いる。
3・ ウィーピング
支柱に添わせたツルバラを垂れ下がるように仕立てます。
4・ アーチ
つるバラをアーチに誘引したもので、庭に入り口やフォーカルポイントにします。
5・ ポール
支柱を3〜5本立て、つるバラを誘引します。
6・ フェンス
フェンス、建物の外周部分のトレリスにつるバラを誘引します。
7・ パーゴラ
パーゴラにつるバラを這わせて立体的に仕立て、 下から花を鑑賞するときれい♪
8・ 下枝の少ない木に絡ませると自然な雰囲気に仕上がります。
ローズガーデンを作ってみたいなぁと思っていらっしゃるあなた!
バラ1本でもそこは立派なローズガーデン。ローズガーデンの空間です。
あなたの想いにきっと答えてくれますよ♪
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